古流喧嘩術 素手十七技
合気道と中国武術はなぜ強いのか?
山田英司 著
フル・コム編
東邦出版
A5判252ページ
本体価格1800円+税
格闘技と武術はどちらが実戦的か?
武術界に衝撃を与えた『武術の構造』第二弾!
理論的完結編。
これまで誰も気づかなかった
伝統武術の実戦性を武術構造学が解明した。
古流喧嘩術 素手十七技
●本書の内容(本文252ページ)
まえがき
第一章 構造的観点から見た格闘技界のスケッチ
  K─1崩壊の衝撃
K─1プロモーターの実戦観
初めに大山倍達ありき
K─1を作った新空手
バーリトゥード開催秘話
新空手の教え
実戦格闘技が忘れてきたもの
第二章 格闘技と武術の通時的視点からの考察
  SMAPと構造主義
武術の哲学的アプローチ
武術と格闘技の通時的考察
統合と体系
オリンピック競技の本質
フリースタイルは実戦的か?
ルールの違いは、統合の違い
市街地型実戦を想定した掣圏真陰流
寝技の使用時間に見られる実戦像
エネルギー投射の効率論
エネルギー投射の確率論
第三章 伝統武術が格闘技に敗けないためのいくつかの提案
  伝統武術の構造
中国武術と合気道は強いか?
散打試合の矛盾
武術の戦いを貫くアダプター・テクニック
アダプター・テクニックの検証と技法
攻脈線が武術の動きを作る
格闘技と攻脈線
合気道の攻脈線
八極拳威力養成法
第四章 出力練習とn:1(エヌワン)エスケープゲーム
  対抗性運動の消失
n:1(エヌワン)エスケープゲーム
肉体の武器化と環境の武器化
n:1 フェイズ2
格闘技で失われたとどめの技術
ゲームの様相
他律動作が出力を阻害する
なぜ出力ができないのか?
極意に近づく出力練習
出力ルールを効果的に生かすために
第五章 四正と五行 武術を構成する戦略の分析
  求められる2つの能力
技術が収れんしない伝統武術
伝統武術の四正と五行
第六章 合気道に隠された強さの構造
  歴史の中に埋もれていた4つの戦術
塩田氏の必殺技を喰う
合気道に隠された四つの戦術
合気道の実戦性を甦らせるポイント
第七章 中国武術を実戦化する武術的動素
  門派の特色とは何か?
武術的動素の発見
軸の水平弧動
馬歩の武術的意味
武器術に対する武術的動素
第八章 封身──あらゆる武術の基礎となる動素
  攻脈線が取れないときの封身
封身から軸回しの展開例
封身からそり返しの展開例
封身から連打の展開例
足による封身
実戦的な蹴りとは?
第九章 化身──武術でも格闘技でも有効な戦術
  化身の武術的動素、中段肘打ち
中段肘打ちの展開例
右ひねりかわし
逃げることの重要性
ひねりかわしを使った打撃
第十章 封手──相手の動きを積極的に封じる攻防一体の戦術
  封手の特性と散打技術
九門の攻撃部位
外天への攻めと展開例
中天への攻めと展開例
内天への攻めと展開例
中天・中人の連続技
外地への攻めと展開例
中地への攻めと展開例
第十一章 化手──伝統武術の科学的武術力養成法
  末端から体幹へ崩しを伝導する



あとがき

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